トムの勉強ノート

現役早大生によるなんでもブログ。日々の雑念を書き連ねる。

国語ってどう勉強すればいいの?僕を早稲田に現役合格せてくれた参考書と勉強法 国語編 

国語って何勉強すればいいの?高2のころの僕の言葉だ。国語というのは受験の教科の中で1番といっていいほど、勉強法が確立されていない教科だろう。今回は僕が受験を通じて、こうすれば早稲田の国語で合格点を取れる!という参考書ルートや勉強法を紹介していこう。

*ただし、今回紹介する参考書が絶対というわけではない。参考書選びの参考までに見ていってほしい。

 

ちなみに英語編はこちら。

gk2001.hatenablog.com

 

 

1.参考書

1.3年の4月まで

(僕は現代文の勉強は夏休みごろから始めた。当然早いに越したことはないので僕のやり方をまねせず早めにやろう。)

 

1.古典文法ステップアップノート (河合塾

まずは古典文法から。1,2年生諸君。古典文法を侮るなかれ。センターにしても、早稲田入試にしても古典文法をちゃんとやっていないと、得点を安定させることはできない。なぜなら、古典文法の問題は国語の中で唯一といっていい暗記分野だからだ。ここで落とすような受験生は到底難関大学には受かることはできない。

 

なので、古典文法は3年生までにマスターしておこう。3年生からは選択科目が勉強に入ってくる。国語の暗記分野(漢文句法も)に費やしている時間はない。まだやっていない人は取り急ぎやっておこう。

 

2.漢文句法ステップアップノート

早稲田でも漢文は出てくるのでちゃんとやっておこう。漢文は早稲田の国語のなかで得点源となりうる分野だ。基礎的なところが抜けていると周りと差をつけられてしまう。2年生のうちに句法もマスターしておこう。こういう基礎的なところを身に着けてない受験生は多い、かつそういう受験生はなかなか受からない。そういう意味では、国語の中では文法等の暗記分野は最も重要視するべきところだと言ってもいいかもしれない。

 

3.読んでみて覚える古文単語

言わずと知れた有名古文単語帳だ。定番というだけあって使いやすいし、覚えやすい。使っていてハズレのない一冊だろう。

ここで古文単語について僕の先生が言っていて、心に残った言葉を紹介しよう。

 

古文単語は覚えるものじゃなく、古文を理解するために使うものだ。だから、覚えることに集中し過ぎてはいけない。

 

受験を終えてみると、この先生の言うことはその通りだったと思う。古文単語は古文演習をやってこそ身につくものだと感じた。なので、受験生は単純暗記ではなくニュアンスを感じ取れるように練習していこう。

 

2.3年の4月から夏休みまで

 

1.古文上達45

古文の参考書の中では僕がかなり助かった参考書がこれだ。古典文法と古文読解の基礎をこれで固められる。試験に出る大事なポイントも載っていて、これを完璧にすればセンター古文で8割は取れるはずだ。ある程度古文になれたら基礎固めに使おう。

 

2.漢文早覚え即答法

今や漢文参考書界隈では無類の強さを誇るこの一冊。評判のとおり早く覚えられるし、かつ問題を一瞬で解くことができる。漢文の参考書に迷ったらこれに決まりだと思う。

3.入試現代文へのアクセス基本編

これも有名な一冊。解説が丁寧で問題の質も高い。ただし、現代文に苦手意識のない人はそこまでやる必要は感じない。というのも、基本編ということもありレベルがあまり高くない参考書だからだ。なので、現代文が苦手でない人は、これの同じシリーズの発展編をやるのがいいだろう。センター並び一般試験のコアとなる部分を確立できるようになるだろう。

 

4.首都圏有名私大古文演習

私大の古文に特化した参考書だ。解説も丁寧だし、過去問からとってきているので問題っも本番に近い形になっている。私大受験を考えている人は過去問への足掛かりとして持ってこいの一冊といえるだろう。

 

 

3.夏休み

 

1.首都圏難関私大古文演習

先ほど紹介した首都圏有名私大古文演習のレベルアップ版だ。早慶からマーチまでの文が扱われており、そのレベルの文に慣れるためにはもってこいだ。

 

2.精選問題集漢文

漢文の参考書の集大成だ。有名な出典から漢詩まで、あらゆる漢文が収録されている。問題も選択式から記述まで何でもそろっている。これを解いて過去問に移行していこう。2周できれば最高。

 

3.現代文と格闘する

僕が国語の参考書の中で最もおすすめなのがこれだ。この参考書にはほかの参考書にはない個性がある。それが”問題を解くことにフォーカスしていない”ということだ。たいていの参考書はどう解くかにフォーカスしているが、この参考書はそうではない。問題の文章をどう読むかにフォーカスしているのだ。小手先のテクニックなど使わず、文章を理解することで問題を解くということだ。この考え方は僕の現代文観を大きく変えた。

 

特に早稲田の現代文は内容、論理展開ともに難易度が高い。そういった文章は小手先のテクニックでは対峙できない。根気よく文章に食らいついていかなければならない。そういった能力を鍛えるのにこの参考書は最適だ。早慶志望のみならず、難関大志望の人に絶対に使ってもらいたい一冊だ。

 

4.それ以降

1.早稲田の国語

参考書学習から過去問に移るために適している参考書だと言えるだろう。早稲田全体の傾向から各学部の傾向までしっかり載っている。早稲田特有の現古漢融合問題も掲載されており、早稲田の対策に移るためにやっておいて損はないと言えるだろう。

 

2.勉強法

1.現代文

早稲田の現代文はさっきも話した通り難しい内容のものが多い。なので背景知識もそれなりに必要に来る。また、問題にもこの知識を知らないと解けないといったものがあるので、一般教養も必要になってくる。なので、読解力だけでなくそういった知識が必要だ。

 

読解力に関しては参考書を用いて強化していくといいと思う。

 

それと、もう一つ重要なことがある。それは自分の解き方を決めるということだ。現代文にはいろいろな解き方がある。例えば、全部文章を読んでから解くのか、問題ごとに読み進めるのかなど解き方は十人十色である。その解き方を早めに確立しておくことが重要だ。(ちなみに僕は問題毎に読んでいくタイプだ。)

 

2.古文

古文単語、古典文法などの基本事項をいかに早く終わらせるかがカギだろう。基礎は何年生からでもできる。それを生かしてできるだけ早めに完成させよう。

 

それが終わったら演習に入る。演習問題をやみくもに解くことはせず、有名な参考書を何周もするというのがいいだろう。解くたびに自分の弱点を見つけてつぶしていくことも重要だ。取れなかった問題ならなぜ取れなかったのか、取れた問題ならどういう経緯でとれたのかなど考えれば考えるほど成績は上がっていくと個人的には思っている。

 

3.漢文

漢文は知識で解ける問題が多い。文章を理解していなくてもわかる問題があるので、より基礎の詰めが重要になってくる。句法はもちろん、再読文字や返り点など基本は確実に得点できるようにしておこう。

 

問題集は古文と同じように何周もしよう。何度も間違るところがあなたの弱点だ。それをつぶしていこう。まあ、基本は古文と同じだ。

 

3.おわりに

国語に限らず、勉強に完成はない。どんなに頭がよくても落ちる可能性はある。だが、肝心なのは落ちる可能性をできるだけ減らすことだ。結局受験勉強はそこに集約される。だからみんな、落ちる可能性をできるだけ減らすためという大きな目的をもって勉強していこう。コロナと同様に、どんなに厳しい状況でもいつかは好転する。そう信じて。